掌編小説

ちょっとしたお話を。

 

白花/作

スタート

いつから僕は、未来を信じなくなったのだろう。

終わりへの歌

その歌が、終わりを告げる。

迷子

お地蔵様に祈る。

秋の幻

降り注ぐ木の葉の雨を眺めながら。

朽ちぬ花

花は、願いをうけて咲き誇る。

大好きな季節

大きな優しい手を思い出す。

門出

確かな答えを見つけるために。

夢追いムシ

探し物みつかります。そんな看板を掲げた不思議な店があった。

 

萬楽/作

エンカウンター

遭遇した。

パルスウェイブ

伝わる心音。

別離

そつぎょう。

歌姫

間違っているのか、正しいのか。

鈴の音

鈴の音は 大切な思いを乗せて往く。

むらしちぶ

朦朧とする意識の中で、ぼくは只、母の言葉に従った。

私が愛した花。

秋の暮れゆく

紅葉が降れば、また逢える。

風が季節を運んでくると

少女は目を閉じ思い出す。

 

壁紙をお借りしています NEO HIMEISM

 

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