ちょっとしたお話を。
いつから僕は、未来を信じなくなったのだろう。
その歌が、終わりを告げる。
お地蔵様に祈る。
降り注ぐ木の葉の雨を眺めながら。
花は、願いをうけて咲き誇る。
大きな優しい手を思い出す。
確かな答えを見つけるために。
探し物みつかります。そんな看板を掲げた不思議な店があった。
遭遇した。
伝わる心音。
そつぎょう。
間違っているのか、正しいのか。
鈴の音は 大切な思いを乗せて往く。
朦朧とする意識の中で、ぼくは只、母の言葉に従った。
私が愛した花。
紅葉が降れば、また逢える。
少女は目を閉じ思い出す。